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マイルス・デイヴィスのアルバムを年別に紹介

1975年のMiles Davis

・1~2月の三度目の来日公演「アガルタ」「パンゲアのライブ2作品が録音される。

・9月のライブを最後に、マイルスは半引退の隠遁期に入る。

「オレが音楽をやめたのは、健康上の理由からだったが、精神的な疲れもあった。オレは本当に長い間、音楽だけに生きてきた。芸術的にすべてを出し切った気がして、音楽的にも、もうこれ以上何も言うことがないような気がしていた。」 マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ p.203

Agharta

アガルタ

「アガルタ」

録音:1975

リリース:1975

[1975/02/01]

Miles Davis – organ, trumpet

Sonny Fortune – alto saxophone, flute, soprano saxophone

Pete Cosey – guitar, percussion, synthesizer

Reggie Lucas – guitar

Michael Henderson – bass

Al Foster – drums

James Mtume – congas, percussion, rhythm box, water drum

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大阪フェスティバルホールで録音されたライブの昼の部

・ジャケットを手掛けたのは横尾忠則。米国版は違うジャケットになっている。

・このツアーではマイルスは肺炎にかかっており、非常に体調が悪かったと言われている。

・ライナーには「このレコードは住宅環境の許す限り、ヴォリュームを上げて、お聴きください」という注釈が記載されていた。

・リリース当時の邦題は「アガルタの凱旋」

・サックスがデイブ・リーブマンからソニー・フォーチュンになっている。

・なぜかこの作品だけwikipediaが異常に充実している。(リンク)

・マイルスのライブ音源はテオ・マセロによって編集されることも多いが、「アガルタ」「パンゲア」共にテープ編集されていない

・「パンゲア」と共にエレクトリックマイルスの臨界点として、カルト的な人気の高い作品

重要度:★★★★☆

Pangaea

パンゲア

パンゲア

録音:1975

リリース:1975

[1975/02/01]

Miles Davis – organ, trumpet

Sonny Fortune – alto saxophone, flute, soprano saxophone

Pete Cosey – guitar, percussion, synthesizer

Reggie Lucas – guitar

Michael Henderson – bass

Al Foster – drums

James Mtume – congas, percussion, rhythm box, water drum

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・大阪公演の夜の部

・リリース当時の邦題はパンゲアの刻印」

"Zimbabwe""Gondwana"というタイトルは曲名ではなく、ライブレパートリーのメドレーに便宜的に付けられたもの。

・ライナーには「このレコードはあなたの聴覚が麻痺しない範囲まで、ヴォリュームを上げて、お聴きください」という注釈が記載されていた。

・当初は昼夜2公演両方を作品化する予定はなく、事故やミスに備えて保険のために両方が録音されていたという。

・当時はアメリカでは発売されなかった。1990年にCDになり発売された。

・「アガルタ」と共に、初心者に勧めてはいけないと言われることも多い。

重要度:★★★★☆