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マイルス・デイヴィスのアルバムを年別に紹介

1963年のMiles Davis

「セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン」を録音・発表。

・後に「黄金のクインテットに発展するメンバーの土台が固まる。

「オレはこのたいしたチビ(トニー・ウィリアムス)を聴いただけで、久しぶりにたまらなく興奮してきたのがわかった。トランペッターというのは、すばらしいドラマーと演奏するのが大好きだが、オレは奴を聴いた途端、その場で、こいつはドラマーの中でも飛び切りのミュージシャンになると確信した。」マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ p.79

Seven Steps to Heaven

Seven Steps to Heaven

「セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン」

録音:1963

リリース:1963

[recorded in Hollywood on 1963/04/16~17]

Miles Davis – trumpet

George Coleman – tenor saxophone

Victor Feldman – piano

Ron Carter – bass

Frank Butler – drums

[recorded in New York on 1963/05/14]

Miles Davis – trumpet

George Coleman – tenor saxophone

Herbie Hancock – piano

Ron Carter – bass

Tony Williams – drums

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ロサンゼルス録音ニューヨーク録音が混在した作品。

・後に「黄金のクインテット」「セカンドクインテットと呼ばれることになるバンドのメンバーから、ハービー・ハンコックロン・カータートニー・ウィリアムスが参加している。

トニー・ウィリアムスは当時弱冠17歳だった。

"Seven Steps to Heaven""Joshua"ヴィクター・フェルドマンの曲だが、彼が参加しているロサンゼルスでの録音ではなく、参加していないニューヨークでの録音。

・この時期のスタジオ録音やライブを収録した「セブン・ステップス:ザ・コンプリート・マイルス・デイビス 1963~1964」もリリースされている。

重要度:★★★☆☆

「オレには、この新しいクインテットは、ものすごいバンドになるという自信があった。彼らはほんのニ、三日間であれだけすごくなったんだから、二、三ヶ月後にはどうなっているんだろうかと、こみ上げてくる興奮があった。それは、オレがしばらく忘れていた感覚だった。すばらしい、ものすごい音楽が聞こえてくるようだった。」マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ p.80

Miles Davis in Europe

マイルス・デイビス・イン・ヨーロッパ+1

マイルス・デイビス・イン・ヨーロッパ」

録音:1963

リリース:1964

[1963/07/27]

Miles Davis – trumpet

George Coleman – tenor saxophone

Herbie Hancock – piano

Ron Carter – bass

Tony Williams – drums

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フランスのジャズフェスティバルでのライブ。

・サックス以外は後に「黄金のクインテットと呼ばれることになるメンバー。この時期のサックスはジョージ・コールマン。後にサム・リヴァースを経てウェイン・ショーターとなり、そのメンバーが「黄金のクインテット」と呼ばれる。

・CD一枚の尺に合わせて2曲がカットされている。このライブの完全版は「セブン・ステップス:ザ・コンプリート・マイルス・デイビス 1963~1964」で聴ける。

重要度:★★★☆☆

「オレ達は、そこでもみんなをまいらせた。トニーは、奴の事を知らなかった連中の度肝を抜き、ジャズの出来事なら何でも知っているというフランス人のプライドまで吹き飛ばしてしまった。」マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ p.81

Live At The 1963 Monterey Jazz Festival

Live at the 1963 Monterey Jazz Festival

 

「ライヴ・アット・モンタレー・ジャズ・フェスティヴァル1963」

録音:1963

リリース:2007

[1963/07/31]

Miles Davis – trumpet

George Coleman – tenor saxophone

Herbie Hancock – piano

Ron Carter – bass

Tony Williams – drums

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・1963年の西海岸・カルフォルニアモンタレー(モントルー)ジャズ・フェスティバルでの演奏。

重要度:★★★☆☆

「フェスティバルそのものがトニーのおかげで大成功だった。このチビの若造は、それくらい凄かった。」 マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ p.82